あれから早2年。“ナッツ姫”の「最新情報」と韓国の財閥批判が今も続くワケ

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詳細は省くが、「(ナッツ・リターン事件後も)大韓航空を株主らの会社ではなく、オーナー一族の会社ととらえ、本人たちが持ち分を持った会社に利益を集中させる行動は継続された」などと報じている。

また、12月6日に開かれた財閥トップたちによる聴聞会では、元ハンファ投資証券代表理事のチュ・ジニョンが「我が国の財閥は基本的にヤクザの運営方式と同じで、誰かが言葉に逆らうと確実に処罰し、他の人も服従させるという論理があると思います」と発言し、現場をざわつかせた。

この「財閥はヤクザと同じ」という発言は韓国国民から絶賛され、今年を代表する“サイダー発言”として取り上げられたりもしている。
(参考記事:スカッとする!! 韓国国民の心を代弁した「2016年サイダー発言」ベスト7

一連の財閥批判が韓国社会を健全にする自浄作用になっていれば、ナッツ姫にも功績はあったと言えたかもしれない。しかし、数々の報道を見る限り、財閥たちに変化はなさそうだ。

特に最近は、韓国経済が停滞している原因を財閥企業と見る傾向も出てきている。事実、韓国企業の時価総額トップ10は、その増加率が年々低下しているという。

いずれにせよ、ナッツ・リターン事件をきっかけに噴出した韓国の財閥批判は、まだまだ続いていきそうだ。

(文=慎 武宏)