映画『エターナル』のイ・ジュヨン監督が語る俳優イ・ビョンホンと韓国映画の現状

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「韓国公開からちょうど1年ですね。自分の映画が日本で公開するなんて、すごく特別な経験だなと思います。

個人的には、今回の日本公開を通じていよいよこの『エターナル』プロジェクトが幕を閉じる気もします。はたして日本のお客様にはこの作品がどのように映り、どのように感じてもらえるか、楽しみですね」

――監督自ら脚本を執筆されたと聞きました。最近は韓国でも小説やウェブトゥーンを映画化したり、日本の小説などが原型となるケースが増えている中での書下ろしシナリオだけに貴重に思えます。このような物語を書くきっかけは何だったのですか?

(参考記事:韓国で映画化された日本の原作小説・ドラマの“本当の評判”と成績表

「脚本のベースになっているのは、私が社会人として生きてきたなかで経験した失敗、でしょうか。

仕事をしていると、どうしても目先のことにとらわれてしまう瞬間がありますよね。お金や名誉よりも大切なことがあるとはわかっていても、ついつい後回しにしてしまう。私自身、そんな経験をたくさんしてきました」

――現代人が抱えるジレンマですね。イ・ビョンホンが演じる主人公の状況も、まさにそうだったと思います。ところで、舞台になっているのはゆったりとしたイメージのあるオーストラリアなのですが…。

「オーストラリアには撮影で何度か訪れたことがあって、個人的に馴染みのある国なんです。それに、韓国と季節が逆というところも好きです。

私が描こうとしたのは、ソウルで裕福な生活を送っている家族が、より良い未来のために下したはずの選択に失敗する話。オーストラリアは韓国と違って家族や個人の時間、感情などを優先する。いわば韓国とは、人生の価値観が異なる国だと思ったので、コントラストを見せるためにもオーストラリアがいいのではないかと思いました」

――とても印象的な映像美でした。イ・ビョンホンさんに焦点を合わせた『エターナル』メイキング写真集が発売されることも納得です。今回、イ・ビョンホンさんが『エターナル』の脚本に惹かれ、二つ返事で出演を決めたそうですが、“大物俳優”イ・ビョンホンの演技を間近で見た感想は?