“自殺大国”の汚名返上へ…韓国自殺予防協会に聞く、韓国の自殺防止対策と日韓の共通点

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3月は自殺対策強化月間だ。日本における自殺は2000年前後をピークに改善傾向にあるが、若者の自殺が減らないなどと未だに問題は山積している。

そんな日本以上に根深い自殺問題を抱えているのが、お隣・韓国だ。

世界保健機関(WHO)が2014年にまとめたリポートによれば、韓国の10万人当たりの自殺率は28.5人。世界ワースト6位の日本(19.5人)に比べても非常に高く、OECD加盟国の平均12.1人の倍以上の数字となっている。先進国のなかで最も自殺率の高い“自殺大国”という汚名も免れていない。

ただ韓国は今、大きく変わろうとしている。

韓国政府は1月23日、「国民の命を守る3大プロジェクト」を発表。2022年までに自殺者、交通事故死亡者、労災事故死亡者をそれぞれ50%に減らすという目標を掲げた。

(参考記事:韓国が長らく抱えてきた「先進国最低レベル」の“3大問題”は改善するか

(写真=S-KOREA編集部)韓国自殺予防協会、右から2番目がオ・ガンソプ会長
そのプロジェクトのひとつが「自殺予防国家行動計画」なのだが、そこに大きく貢献している団体が韓国自殺予防協会だ。

韓国自殺予防協会は2003年の設立以来、韓国の自殺を減らすためにさまざまな活動を展開してきた。ソウルの中心部・乙支路(ウルチロ)のオフィスで、オ・ガンソプ会長をインタビューした。

「日本に学んでいる」

「私たちはイルボンから多くのことを学んでいます」

オ・ガンソプ会長が開口一番に語ったのはこんな一言だった。