“女帝”の弟としてやりたい放題!! 『オクニョ』に登場する尹元衡(ユン・ウォニョン)とは

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(写真提供=SPORTS KOREA)『オクニョ』でユン・ウォニョンを演じたチョン・ジュノ
尹元衡(ユン・ウォニョン)は、取るに足らない人間だった。

しかし、自分の力ではなく、姉の権力を利用して成り上がっていった。その姉というのが、朝鮮王朝11代王・中宗(チュンジョン)の3人目の正室となった文定(ムンジョン)王后だった。

(参考記事:文定大妃とは誰なのか? 『オクニョ 運命の女(ひと)』の鍵を握る“悪女”の実像とは

姉が王妃になって運命が変わる

文定王后が中宗の継妃になったのは1517年だった。それまでの尹元衡は、うだつが上がらない男だった。それなのに、姉が王妃になった途端に、うまく立ち回って出世街道をひたすら突っ走っていった。

その過程で知り合ったのが、妓生(キーセン)の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)である。

韓国時代劇の名作として知られる『女人天下』には、尹元衡が鄭蘭貞と出会う場面が象徴的に描かれていた。

それは、どんな場面になっていただろうか。『女人天下』には次のようなシーンがあった。

尹元衡が妓楼でお気に入りの妓生を呼ぶと、そこに現れたのは鄭蘭貞だった。彼女はまだ見習いの妓生だったが、妓楼の主人に頼んで指名をかわってもらったのだ。

尹元衡は、別の女性が入ってきたので驚くが、すぐに鄭蘭貞の美貌に心を奪われてしまった。

「おまえのような美人がどこに隠れておったのだ」

尹元衡が感心していると、鄭蘭貞は控えめにこう言う。

「私はまだつぼみでございます。水をくだされば、花を咲かせましょう」

尹元衡はもう完全に鄭蘭貞のとりこになっている。

「おまえを水揚げするのは必ず私だ」

尹元衡はそう断言するのだが、鄭蘭貞は「私はそのような女ではありません」と欲がないことを言う。実は、これ以上に欲が深い女性はいないのだが……。

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『女人天下』での尹元衡と鄭蘭貞の出会いは、完全なフィクションである。