『チャングム』から『オクニョ』まで…なぜ韓国時代劇には“女性主人公”が多いのか

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このように、宮中には事件を起こす女性たちがあまりに多かったが、彼女たちは歴史の中に封じこめられているわけではなく、むしろ、韓国時代劇の重要人物として現代に甦ってくる場合が多い。

実際、朝鮮王朝を舞台にしたドラマのほとんどは女性が主人公になっている。

張禧嬪の場合は、「企画に困ったら張禧嬪を出せ」といわれるくらいに何度でも時代劇に登場する貴重なキャラクターだ。

チャングム(長今)も同様で、彼女は『朝鮮王朝実録』に10カ所ほどの記述がある医女である。

(参考記事:スクープ!! 歴史書『朝鮮王朝実録』でチャングムが実在していたかどうか確認してみた

そういう女性を全54話もある時代劇の主人公にして奔放に描くところに韓国時代劇の真骨頂がある。

朝鮮王朝時代に実在した女性を現代的な視点で魅力たっぷりに描く…それもまた韓国時代劇が面白い大きな理由になっている。

(文=康 熙奉/カン・ヒボン)

初出:ロコレ