絶体絶命の危機からオクニョを救った「捕盗庁」(ポドチョン)とは

Pocket
LINEで送る

朝鮮王朝時代を描いた韓国時代劇を見ていると、ひんぱんに出てくる官庁のひとつが捕盗庁(ポドチョン)だ。

『オクニョ 運命の女(ひと)』にも捕盗庁がよく登場する。この役所は、はたして何をするところなのだろうか。

(写真提供=SPORTS KOREA)『オクニョ 運命の女(ひと)』で少女期のオクニョを演じたチョン・ダビン

(関連記事:“女帝”の弟としてやりたい放題!! 『オクニョ』に登場する尹元衡(ユン・ウォニョン)とは

犯罪人を捕まえる官庁

朝鮮王朝の官庁制度によると、現在の警察組織のような任務を帯びていた役所には、刑曹(ヒョンジョ/法務や刑罰を担当)、義禁府(ウィグムブ/王命に従って罪人を取り調べた)、司憲府(サホンブ/官僚の不正を糾弾したり風紀を守るために活動した)などがあった。

それとは別に、盗賊や犯罪人を捕まえるために、捜査や検挙を主な任務とした官庁が捕盗庁である。

別名では「捕庁(ポチョン)」とも呼ばれた。

「右」と「左」の2つあった

正式な官庁として整備されたのは、11代王・中宗(チュンジョン)の統治時代(1506~1544年)だったといわれている。