韓国時代劇『オクニョ 運命の女(ひと)』を観る前に知っておきたい豆知識

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少なくとも主人公オクニョについては、いくつかの知識を知っておくのも良いかもしれない。

第1話から第3話で描かれていた通り、主人公オクニョは「典獄署(チョノクソ)」で生まれ育った。典獄署とは平たくいうと、朝鮮王朝時代に罪を犯した囚人たちを拘束する役所のこと。そこでオクニョは「タモ」としては働いている。

「タモ」を漢字にすると、「茶母」となる。字ヅラだけで見ると、「お茶くみをする女性」で雑用係をイメージするかもしれない。

実際、朝鮮王朝時代は身分制度が厳格であり、両班(ヤンバン)のような上流階級の屋敷では、身分が低い人たちがさまざまな雑役を担っていた。ただ、「茶母」とは使用人を総称する言葉であるが、事件の捜査の補助的な仕事をする茶母もいたという。

(参考記事: お茶に関する仕事から“事件の捜査”まで…「茶母(タモ)」の歴史的な存在理由

ちなみに、そんな茶母の活躍を描いたドラマが、2006年の年末から2017年にかけてNHK総合テレビで放映された韓国時代劇ドラマ『チェオクの剣』。ハ・ジウォンが主演した同作の原題は『茶母』だった。

第3話で母親が何者かに殺されたことを知ったオクニョは、「捕盗庁(ポドチョン)の茶母になって母親の死の真相を突き止めたい」とするが、『チェオクの剣』のように捕盗庁の茶母になろうとするわけだ。