日本と似て異なる韓国の「うつ病事情」から考える認識と対策とは?(後編)

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【前回】日本と似て異なる韓国の「うつ病事情」から考える認識と対策とは?(前編)

近年、うつ病が増加している日本と韓国。前回は、韓国の現状について韓国うつ病研究所のカン・ヨン所長に聞いたが、そもそもなぜ、韓国でうつ病が増えているのか。

カン・ヨン所長は、韓国でうつ病が増加している原因は、日本とは異なると話す。

(写真=著者撮影)韓国うつ病研究所カン・ヨン所長
「日本でうつ病が増加していることには、“個人主義”が関係していると思います。誰かが苦しんでいても触れない。すべて“自己責任”と切り捨ててしまう。そうした文化があるため孤独を感じる人々が多く、その結果、ストレスを抱え込んでうつ病になることが多いのではないでしょうか。

しかし反対に韓国は、人との距離が近すぎる。他人に無関心ではいられず、周囲と密にコミュニケーションを取ることが当たり前の社会であるため、人間関係に疲れてしまうのです」

韓国特有の病「火病(ファビョン)」

国や文化が異なればストレスの原因も異なるということだが、韓国では、ストレスをため込むことで、うつ病とよく似た病気にかかるケースも多いという。