LG、サムスン、ヒュンダイ…若返る韓国財界、経営権継承の準備は万全なのか

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【ニュース提供=スポーツ・ソウル】韓国財界に新世代の風が吹いている。先代会長が70~80代の高齢で引退、または死去したことで30~40代の新たなトップがバトンを引継ぎ、グループ再建に奔走する動きだ。

彼らは同じような時期に経営継承の準備を本格化させ、変化を予告している。

左からLG電子ク・グァンモ常務、サムスン電子イ・ジェヨン副会長、ヒュンダイ自動車チョン・ウィソン副会長

最も若い新オーナーへ、LGグループ

最も若い総帥は、LGグループを率いるク・グァンモ(41歳)LG電子常務だ。

ク・ボンム会長が5月20日に死去したことで、LGの次世代リーダーとなった。ク・グァンモ常務は、6月29日に予定されている(株)LG臨時株主総会で臨時株主総会で公式に登記理事になることをきっかけに、経営の前線に乗り出すと予想されている。

LGはすでに持株会社体制に転換されたため、父であるク・ボンム会長の持株を相続し、筆頭株主の地位を確保すれば、継承が完了する。ク会長の持株の価値は1兆5000億ウォン(約1500億円)規模で、全体の相続税は1兆ウォンに迫っている。

有力視されているシナリオは、ク・グァンモ常務が保有するパントスロジスティクスの持分(7%)を活用すること。しかし同社は“集中発注”の疑惑を受けている会社のひとつであるうえ、ク常務が持株を買い入れた後の経営状況が芳しくないため、今すぐ相続に活用する可能性は高くないとの意見も少なくない。

ク常務が法定相続分だけを譲り受けて、筆頭株主の地位を確保するというシナリオも出ている。ク会長は(株)LGの株を11.28%持っているのだが、これを法的相続分として分けると、夫人キム・ヨンシク氏と、ク常務を含めた3兄妹がそれぞれ1.5対1.0対1.0の割合で相続することになる。

それだけでもク常務は本人の持株(6.24%)に、相続分2.51%を加えて計8.75%の筆頭株主になりうる。

世論の厳しい目があるサムスン

サムスン電子のイ・ジェヨン(49歳)副会長は2014年に、イ・ゴンヒ会長の健康悪化の空席を埋めている。