長くやっているベテラン選手は、ほとんどペラペラですよ。アン・ソンジュ選手はすごく日本語がうまくて、日本語の冗談で記者たちを笑わせるくらいです。イ・ボミも囲み取材を通訳なしでやっていますよ。
キム・ハヌルは、まだ通訳が必要。彼女は“今度優勝したときのインタビューは日本でします”とも話していたので、勉強しているんでしょうね。ハヌルは韓国にいた頃、専任の講師から日本語を学んでいたそうです。今は韓国ツアーを離れたのでそうはできないようですが、マネージャーから教えてもらったり、毎週アマチュアの人とプレーするときに会話したりしているんです。
みんな熱心に勉強していると思います。
スポーツで成功するのに言葉はいらないという人もいますが、イ・ボミは“その国の文化を学ぶことがプロフェッショナルだ”と話していました。その国に対して失礼だというわけです。
それだけではなく、キム・ハヌルは“日本語が話せないとプレー中の細かいシチュエーションのやり取りがキャディさんとできない。やっぱり言葉を覚えたほうがスコアも良くなる”と言っていました。ちなみに、キム・ハヌルのキャディは去年までは韓国の人でしたが、現在は日本の人です。韓国人キャディだと、持っているコースの情報が少ないでしょう。だから日本語を習得することは、スコアアップにもつながるんですよ。
――そもそも韓国人選手たちは日本の女子ツアーに対して、どのような印象を持っているのでしょうか。