韓国でも人気のカンヌ女優・唐田えりかが語る“日韓比較”と“理想の女優像”

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「濱口監督は、“ナマモノ”をとても大事にされる監督でした。例えば、ワンシーンを撮る前に必ず“本読み”という時間があったんです。キャストと監督と方言指導の方だけが集まって、脚本を読むのですが、ここでは絶対に感情を入れない。ただ文字を読むような感じでしたね。

その“本読み”の後の段取りやカメラテストでも感情は一切入れず、単に動きを確認する程度。濱口監督から、“本番では感情が入って動きが変わってもいいです”と言われたぐらい、本番での感情を大切にされていました」

(写真=著者撮影)『寝ても覚めても』でヒロインを演じる唐田えりか
そんな濱口監督の撮影手法があったからこそ、自分自身が活きたと感じている。

「ワンシーンを撮るたび、本番はどうなるかわからないような状態でしたが、それぐらい濱口監督が“ナマモノ”を大事にされていたから、お芝居も全部がリアルで新鮮だったんです。

そのなかで私自身も活きたと思っているので、濱口監督のやり方はありがたかったですね」

韓国CMにも出演した唐田が語る“日韓比較”

“ナマモノ”を大事にする濱口監督の手法が印象に残ったと話す唐田えりか。それだけに訊いてみたくなったのは、日本と韓国の撮影現場の違いだ。