【画像あり】祭りの後②~ソウル五輪から30年―北朝鮮への対抗から融和へ

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【前回】【画像あり】祭りの後①~平昌五輪から半年。既に撤去されたオリンピックスタジアム

30年前の9月17日、ソウルオリンピックの開会式が行われた。

秋、しかもアメリカのゴールデンタイムに合わせる意味があったとはいえ、昼間に開会式が行われたことに、時代の変化を感じる。

ソウルの中心部・光化門の近くにあるソウル歴史博物館では、「88オリンピックとソウル」という特別展が行われている(10月14日まで。入場無料)。先日、韓国に行った折に見てきたが、なかなか見応えがあった。

(写真提供=大島裕史)
展示は、招致過程から始まる。その最初の項目が、1970年のアジア大会の招致成功と返上であった。

1966年にタイのバンコクで開催されたアジア大会において、次期大会の開催都市がソウルに決まった。

しかし、韓国最初の総合スポーツ大会になるはずであった70年のアジア大会開催は、経済発展を優先させる朴正熙(パク・チョンヒ)政権に却下され、安保情勢の不安定さを理由に返上している。

この返上によって、韓国のスポーツ界は信頼を失い、88年のオリンピック招致活動にも影響を及ぼした。その意味でも、展示の最初に持ってきたのは、正しい認識だと思う。

その後オリンピック招致の話が出ては消えたが、最後は全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領の指示により進められたことが、当時の業務推進日誌などから明かされている。

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ソウルの街の景観を一変させたオリンピック

またこの特別展では、オリンピック開催とソウルの街の変化も展示されている。