「韓国には老舗がない」といわれる意外な理由とは?

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「この商売をやっていて、息子を外国に留学させましたよ」

「屋台で家計を支えて、娘は一流大学に入りました」

学歴偏重の韓国では、親はこぞって子供たちがいい大学を出てエリートになることを心から願う。

店を経営している人や伝統的な技術を持った職人にしても、「後を継がなくていい。それより必死に勉強していい大学に入ってくれ」と口がすっぱくなるまで子供に言う。

そういう風潮があまりに強くて、韓国には創業が古い老舗がほとんどないし、職人の技術がなかなか子供に伝承されていかない。

日本では、「子供が家業を継ぐ」というと喜ぶ親が多いが、韓国は違うのだ。

かくして、韓国から来た人たちは創業が古い老舗の看板を見てビックリしてしまうのである。

(関連記事:ノーベル賞受賞者など「世界的な学者」が指摘したソウル大学を蝕む“核心的な問題点”とは

(文=康熙奉)

康 熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人二世。韓国の歴史・文化や日韓関係を描いた著作が多い。主な著書は『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』『悪女たちの朝鮮王朝』『宿命の日韓二千年史』『韓流スターと兵役』など。最新刊は『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』

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