今や日本でも話題。韓国騒がす「82年生まれ、キム・ジヨン」の正体とは?

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2018年、韓国でひとつの話題を呼んだのは『82年生まれ、キム・ジヨン』だろう。字面だけ見ると、あたかも実在する人物のように聞こえるかもしれないが、実は韓国で大ベストセラーとなった小説のタイトルだ。

韓国の作家チョ・ナムジュ氏が2016年に発表したこの作品は、刊行から徐々に人気を集め、韓国文学界で10年ぶりに100万部を超えた“ミリオンセラー”となった。

小説の内容はギ・ド・モーパッサン著『女の一生』を、21世紀の韓国を舞台に置き換えたバージョンと言えば、わかりやすいかもしれない。

韓国で生まれた女性が生涯を通じて直面するあらゆる差別が淡々と描かれていて、「小説よりもルポルタージュに近い」という評価も受けている。20〜30代女性を中心に大きな共感と支持を得ただけでなく、社会現象まで引き起こした。

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ただ、性差別というセンシティブな問題をテーマにしているだけに、本書をめぐって絶賛と酷評が激しく飛び交ったのも事実だ。