性暴力根絶を利用しているのは誰だ!? 政治介入のための組織改編に揺れる韓国スポーツ界

Pocket
LINEで送る

女子ショートトラックのエースであるシム・ソクヒが、コーチによる性暴力を告発して以来、Me Tooの動きが相次いで起きるなど、韓国のスポーツ界は不祥事が続き揺れている。

これに韓国政府も対策に乗り出し、1月25日には、スポーツの所轄官庁である文化体育観光部に加え、教育部、女性家族部の長官が共同で記者会見を行い、「(性)暴力など、体育界不正根絶対策(案)」を発表した。

発表内容には、被害者保護や加害者処罰の強化以外にも、韓国スポーツの枠組みを、根本的に変える内容も含まれている。

大学入学のスポーツ特待生制度の改善、国際大会成績優秀者に対する兵役免除の特例、年金制度の改善の推進などである。半世紀近く続いてきた韓国のスポーツ制度の改変であり、これらについては、近く詳しく書きたいと思う。

この時の発表内容で、韓国のスポーツ界が大きく反発しているのが、大韓体育会とKOC(大韓オリンピック委員会)の分離である。

韓国スポーツの統括機構である大韓体育会は、この10年、大きな組織改編を2回行っている。