今季ACLでKリーグ勢の苦戦は必至!? 韓国メディアや解説者も覚悟する厳しい戦い

Pocket
LINEで送る

3月1日から韓国ではKリーグが開幕した。1983年に立ち上がった前身のスーパーリーグから数えて今年で36回目のシーズンだ。

その開幕に先立って2月26日には、Kリーグ1(1部リーグ)、Kリーグ2(2部リーグ)の全クラブの監督や主力選手が一堂に集まった『Kリーグ・メディアデー』も行なわれたのだが、例年と違ったことがあって気になった。

今年は、Kリーグ1の「Friday Night Football」、Kリーグ2の「Monday Night Football」などで木曜以外は何らかの試合が行なわれるスケジュールだったり、ベンチでノートパソコンやタブレットの使用が許可されたり、出場選手リストに最低2名義務づけられていた23歳以下選手の登録が22歳に引き下げられたりと、新しい試みも発表されたが、「アジア制覇」「ACL王座奪還」というようなお決まりのフレーズがあまり聞かれなかったのだ。

Kリーグからは今季、全北現代(昨季リーグ戦1位)、慶南FC(昨季リーグ戦2位)、大邱FC(FAカップ優勝)、蔚山現代(リーグ戦3位/プレーオフで獲得)の4チームが出場するが、その指揮官たちが「アジア制覇」を宣言することもない。

『スポーツソウル』がサッカー解説者10人を対象にしたアンケート結果でも、Kリーグ勢の優勝を予想した者はわずか1人しかいなかった。

いち早くプロリーグが立ち上がったことから早くから「アジアの盟主」を自認し、ACLスタート時からリーグ全体としてアジア制覇に意欲を示してきたはずのKリーグが、今季に限ってはトーンダウン気味になるのは、出場するチームの状況とも無関係ではないだろう。

というのも、例えば大邱FCと慶南FCは今季がACL初出場。それぞれKリーグでは長年下位クラスどころか、2部リーグ降格も何度か経験してきたクラブだ。サムスンやヒョンダイといった財閥企業を母体にする企業クラブが多いKリーグにあって、予算規模も小さい市民クラブだけに期待値も低いのかもしれない。

実際、大邱FCと慶南FCは戦力的に充実しているとは言い難い。