日韓スポーツ交流を支えた知られざる在日コリアン・アスリート列伝

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「あるチームの四番打者に“在日だろ”と聞くと、血相を変えて否定してきた。悲しかったけど、それを批判はできない。親が在日であることを隠し、自分がコリアンであることを知らずに育った選手もいるわけだから」

確かにその通りだ。最近は在日コリアン社会も3~4世が主流となり、民族色も薄れつつある。国際結婚が急増し、コリアンの血を引くが生まれた時点で国籍が「日本」になっているケースも少なくない。

「日本人とか在日だとか、そういうの、野球には関係ない」

そういう状況を考えれば野球界に在日であることを公言する選手が少ないのも仕方がない気もするが、北海道日本ハムファイターズ、横浜ベイスターズ、西武ライオンズで活躍した森本稀哲のように、日本に帰化したが、本名のヒチョルをそのまま使う選手も登場している。

漫画『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王のコスプレをしたり、スパイダーマンのマスクをかぶるなど、楽しいファンサービスでも有名な彼は言っている。