韓国芸能界に忍び寄る暴力団という名の“黒い影”

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人気俳優イ・ミンホが主演した映画『江南(カンナム)1970』。今やセレブな街となった1970年代の江南を舞台に、不動産開発を巡るやくざたちの熾烈で悲哀に満ちた物語を描いた同作は、韓国映画としては2015年最初の200万人動員に成功するヒット作となったが、この『江南1970』だけではなく、韓国では暴力団を主人公にした映画がヒットを飛ばすことが多い。

古くはチャン・ドンゴン主演の『友へ(チング)』、最近ではチョ・インソンが主演した『卑劣な街』などがそうだ。チョ・スンウ主演の『下流人生』などは、1970年代に芸能界と暴力団との関係性なども描かれている。

実際、韓国でも日本同様に、かつては芸能界に暴力団の陰がちらついた。1960年代の映画界でキャスティングなどを取り仕切っていたのは暴力団出身者が多かったとも言われているし、70年代に活躍した歌手も「彼らの後ろ盾がなければ、ナイトクラブなどで営業できかった」と語っている。

「憂鬱で脅えながら歌った」と告白する人気歌手もした!!

韓国で暴力団は完全な非合法的な存在で、日本のように組の看板を公然と掲げることはできないが、芸能界にも 七星派(チルソンパ)、汎西方(ポムソバン)派、ヤン・ウニ派ら「韓国3大ファミリー」などの息がかかっていたのだ。